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masamode 日記

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2008年06月 アーカイブ

ターナー賞

昨日、森美術館で開催されている「英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展」に足を運びました。ターナーは、モネと並んで好きな画家で自分の作品にも影響を受けています。下記の作品「The Burning of the Houses of Parliament, October 16, 1834」はロンドンの火事を描いています。

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この展覧会で興味深い作品を1作品紹介します。Gillian Wearing の「60 Minutes Silence」という作品で、24人の警察官が静止画のように動かずに映っている作品です。一見静止画に見えるのですが、耐えられなくなり顔が微妙に動いたりしてことに気がつきます。


CGの必読書

今日は、James FoleyとAndrew van Dam共著の「Fundamentals of Interactive Computer Graphics」を紹介します。

この本は、私がCGを勉強していた頃の必読書で全世界のCG研究者や学生が読んでいた本です。
著者の一人のフォリー教授は、ACM SIGGRAPHの副委員長になりましたので、SIGGRAPHのリーダーとしての活動が期待されます。


形と記憶

今日の一冊は、Michel Leyton著の「Shape as Memory」です。

この本は、形(shape)と記憶(memory)の関係について扱っています。車のへこみは、過去に事故があったんだな、と記憶を形として記録していたり、顔に傷がある場合も同様に過去に怪我をしたんだな、と推測をすることができます。では、形に記憶を記録していき、歴史を刻んでいくにはどうしたらよいのだろうか、ということを解説しています。どのような形は記憶を記録し、どのような形は記録しないのか。


ガンプラ

今日は、松本悟と仲吉昭治共著の「俺たちのガンダム・ビジネス」について書きます。

バンダイ模型が手掛けたガンダムのプラモデル化、いわゆるガンプラをいかに市場創出したかが書かれている本です。その中から、モノづくりの基本的な姿勢、ビジネスや消費者との関係性などを読み解くことができます。

日本は、モノづくりが得意とされてきましたが、この本に書かれている職人のこだわりによって究極の完成度を実現してきたからだと言えるでしょう。


新しい映像メディア

今日の一冊は、Martin RieserとAdnrea Zapp共編の「New Screen Media」です。

本のタイトルのとおり、実験的な新しいスクリーンメディアを模索した作品例が多く収録されています。インタラクティブな映像とは?新しいナラティブとは?などに対する試みや考え方を読むことができる本です。


アートと都市

今日は、吉本光宏監修の「アート戦略都市」を紹介します。

この本は、横浜のCreative City構想の基盤となった調査をまとめた内容で、アートが都市の活性化にどのように貢献できるかを解説しています。アイルランドのダブリン、イタリアのジェノヴァ、ドイツのエッセン、フィンランドのフィスカース、フランスのマルセイユ、イギリスのニューカッスルを紹介しています。


アートとBMW

今日は、森美術館で開催されていた「透明なスピード~BMWアート・カー展~」についての話題です。

BMWは、様々なアーティストとコラボをしてアート・カーコレクションを展開してきました。ロイ・リヒテンシュタイン、アンディ・ウォーホル、デビッド・ホックニー、ケン・ドーン、フランク。ステラなど、個性のある作家たちが車をいかにアートとして展開できるか、という活動です。実際の車は数台しかなかったのですが、ヘッドライトを感じさせる空間演出が興味深かったこととビデオで制作のメイキングについて紹介していたのが参考になりました。


睡蓮

今日は、パリにあるオランジュリ絵画館にあるモネの「睡蓮」についての話題です。2つの楕円形の部屋があり、それぞれ1作品ずつ展示されています。ただ、それぞれの作品は、部屋全体の壁面で構成されているので、どこから楕円の帯としてつながっています。まさしく、イマーシブな絵画作品です。

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照明の演出

今日の一冊は、Gerald Millerson著の「Lighting for Video」です。

この本は、タイトルのとおり映像照明に特化した内容です。様々な光源と色温度、数々の照明による演出手法を解説しています。影をいかに消すかについて現場での想定されるトラブルを含め説明しています。たとえば、人が振り向いたり、二人が歩いているうちに重なったりすることで、好ましくない影が生じることへの対策が書かれています。


レンダーマン

久しぶりにCGの話題です。今日は、Steve Upstill著の「The RenderMan Companion」を紹介します。

欧米のCGや特撮(VFX)の現場では、レンダーマンが画像生成(レンダリング)のデファクトスタンダードです。日本だけは、プログラム力を求められるために普及していませんが、クリエイターがプログラム力を有することは欧米では特別なことではありません。この本は、RenderManのプログラム方法についてわかりやすく解説した最初の一冊です。


感情のジェットコースター

今日は、Dona Cooper著の「Writing Great Screenplays for Film and TV」を紹介します。

魅力的な脚本を書くコツについて書いてある本です。この中で、「ジェットコースター」(Roller Coaster)をいかにデザインするか、ということが書かれています。これは、ジェットコースターのようにストーリーを通して観客の感情を操ることを意味しています。

感情のジェットコースターをいかにデザインするか、これがストーリーテリングでありコンテンツクリエイターの仕事です。また、この手法は、映像のみならず店舗のデザインも導線デザインをするときに応用できますので、幅広い用途があります。


配色について

今日は、Stephen Quiller著の「Color Choices」について。

色の使い方は、作品制作の中で重要な要素の1つです。この本では、Analogous(Color Circle の隣接している複数の色)、Triad(3角形の等間隔の色の組み合わせ)など配色の基本的な解説や作品での色選定方法をわかりやすく説明しています。


マンマシン・インターフェース

今日は、古い本を紹介します。リチャード・ボルト著鶴岡雄二訳の「マンマシン・インターフェース進化論」です。

この本は、MITメディアラボの前身であるアーキテクチャ・マシン・グループの研究成果としてまとめられた本です。この頃の研究に「Put That There」(それをそこに置け)というプロジェクトがあり、指で大型スクリーンに指し示しながら、声でコンピュータに指令を出す、というプロトタイプです。今の身体性を使ったインタラクション(Embodied Interaction)の元祖だと言えます。

iPhoneが日本でも発売されることになったわけですが、この本で紹介されている研究等の積み重ねの結果といえるでしょう。


INTEROP2008レポート その1

デジタルサイネージが現在注目されています。昨日のInterop2008においても、いくつかのブースでサイネージ製品の展示をしていました。

まず、デジタルサイネージでは六本木ヒルズをはじめとして多くの実績を有するPDC。
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Hoster-JPは、SP-VISION配信システムとして2画面構成により等身大の人物表示をデモしていた。
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このデジタルサイネージを普及させていくためにコンソーシアムもあります。
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今後ポスターが電子化されていく流れとして、デジタルサイネージは街中に広がっていくでしょう。


INTEROP2008レポート その2

Interop2008での目玉は、朝日放送のブースにおける大阪からの4Kデジタル映像の非圧縮配信でした。銀河鉄道999のIMAX映像などを配信していました。
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NOC(ネットワーク・オペレーション・センター)は機材展示化しており、面白い演出方法として他の展示会の参考となりました。
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松下電器は、skype電話をデモしており、いよいよ家電メーカーも本格的にIP電話に参入する予感がしました。
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最後に紹介したいのが、Chumby。アメリカでも話題なネット生活用品。天気予報、目覚まし時計、ミュージックプレイヤー、デジタルフォトスタンド、ビデオプレイヤーが合体しています。
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数値によるデザイン

今日の一冊は、John Maeda著の「Design by Numbers」です。

この本は、デザイナーがアルゴリズムという論理指向を使ってビジュアルなデザイン作業をするための入門書として適しています。ジョンマエダは、この本の冒頭に「バウハウスがデザイン教育のメソッドを開発したように、コンピュータプログラミングをデザインのツールとして位置づける。」と記しています。


セレブ

Graeme Turner著の「Understanding Celebrity 」という本について。

この本は、「セレブ」について、メディアとの関係、セレブのビジネスモデル、ファン及び視聴者との関係などについて解説しています。今までは、メディアによって作り上げられた存在だったセレブが、最近は一般人もセレブ化することが起こっている現象についても論じています。Reality TVやネットなどでこのセレブのconsumer generated media化が始まっているという意味です。


形とは

今日は、Kostas Terzidis著の「Expressive Form」を紹介します。

この本は、建築とデジタルテクノロジの接点として「形」に着目をして解説しています。興味深いのは、caricatureというマンガやアニメにおけるデフォルメを建築物に適応する方法について紹介していることです。また、映像で以前頻繁に使われたモーフィングを建築の形状に持ち込んだり、動き(kinetic)を感じさせる「形」のデザインを考察しています。このように視覚メディアの他ジャンルの手法を建築の「形」に応用している点が参考になります。


研究の戦略

EUの研究方向性の戦略を検討するAmbient Computing and Communication Environments”と題したThird Interlink-Workshopが今日から始まりました。25名ほどの専門家が世界から集まり議論しています。

詳細は、webに掲載されています。


表現と社会

Nato Thompson と Gregory Sholette共編の「The Interventionists」について。

この本は、マサチューセッツ現代美術館(MASS MoCA)での展覧会に合わせて出版された本で、グローバリズムに対するアーティストのプロテストとも言える内容です。いくつかの興味深いプロジェクトが紹介されています。たとえば、デンマークのN55というグループの"The Snail Shell System"は、調停予算の可動式住居(low cost mobile home)で、陸でも水上でもOKという優れもの。


新しいモザイク表現

今日は、イタリアのアーチスト、Gianmaria Potenzaの世界を紹介します。ブロックなどを使った新しいモザイク表現をしている作家で、2005年にアーチスト活動50周年記念展覧会を開催しています。


imgl OBOG会

昨日は、1年に1回、恒例となっているimgl OBOG会でした。30人以上集まり、ロスからもskype参加があるなど、盛り上がりました。すでに130人を越したOBOG会リスト、imglネットワークが広がっていきます


エントロピーとアート

Rudolf Arnheim著の「Entropy and Art」を紹介します。

エントロピー、無秩序とアートの関係性を論じた本です。この本では、まず整然とレイアウトをすることを含む「秩序」がわかりやすさや快適さを提供してくれる要素であることを説明し、その上で「エントロピー」の芸術において果たす役割を論じています。


人体の測定

今日は、小原二郎、内田謙、上野義雪、八田一利共著の「人体を測る」についてです。

この本は、人体のいろいろな部位を計測したデータが掲載されています。主に日本人が対象ですが、最後に外国人との比較表などもあるので、人体に関する研究をおこなう際に役に立ちます。


ACE2008への投稿

ACE2008は、エンタテイメントコンピューティングに関する国際会議です。論文と作品があります。今年の開催は、12月初旬に横浜市日吉で、KMDが入居する予定の建物です。

=== ACE 2008 ===
(http://www.ace-conf.org/ace2008/)

- Conference on Advances in Computer Entertainment Technology -

Invites you to submit Full Papers, Short Papers, Posters and Creative Showcases.

* Deadline for Full and Short Papers: July 15th, 2008
* Deadline for Posters and Creative Showcases: July 15th, 2008

Submissions of papers will be online on our conference website (http://www.ace-conf.org/ace2008/), and should follow the ACM
Submission Format.

The conference will take place:
December 3rd - 5th, 2008 in Yokohama, Japan.

Entertainment is one of the important magical ingredients in the 21st
Century society. ACE 2008 is an annual international conference
devoted to computer entertainment to provide a premium forum for
researchers, developers, practitioners, artists and designers to
present and discuss new problems, solutions, content design and
technologies in entertainment areas.

We warmly invite original papers, demos, art and design works in all
areas of entertainment computing and design including
(but not limited to):

Affective Computing Internet Networking Media
Ambient Intelligence Learning and Children
Animation Techniques Location-Based Entertainment
Augmented / Mixed Reality Metaverse
Avatars and Virtual Community Mobile Entertainment
Cultural Computing Multimodal Interaction
Digital Entertainment and Sports Narratives / Digital Storytelling
Digital Broadcasting/Podcasting Pervasive and Online Games
Digital Cinema Physical Computing
Elderly Entertainment Smart Gadgets and Toys
Entertainment Design Theory Social Networking
Human-Robots Interaction Sound and Music
Experience Design Synesthetic Entertainment
Funology Tangible Interfaces
Graphics Techniques Visual Effects
Interaction Design

For further information please visit: http://www.ace-conf.org/ace2008/


SOI Asia会議

26日にSOI Asiaのレセプションがありました。アジアのいろいろな学長、学部長らが集いました。これからは、アジアンパワーが重要です


APRU 2008

27日は、Asia Pacific Rimの大学37校の学長及び学長クラスのメンバーが集うAPRUの年次大会が慶應で開催されました。レセプションで、NUSなどの教授と交流することができました。


ロゴとシンボルマーク

今日は、「Designer's Handbook of Logos and Symbols」を紹介します。

ブランディングの有効な手法の1つとしてロゴやマークのデザインがあります。この本は、様々なロゴやマークのデザイン集として編集されており、デザイナーのレファレンスとして使えます。また、レターヘッドや名刺、Tシャツまでも応用例として掲載されている例もあります。顧客と製品とのパイプ役として機能するロゴとマークのデザインを学ぶことができます。


6月に紹介した本

6月に紹介した本は、以下のとおりです:

James FoleyとAndrew van Dam共著の「Fundamentals of Interactive Computer Graphics」
Michel Leyton著の「Shape as Memory」
松本悟と仲吉昭治共著の「俺たちのガンダム・ビジネス」
Martin RieserとAdnrea Zapp共編の「New Screen Media」
吉本光宏監修の「アート戦略都市」
「透明なスピード~BMWアート・カー展~」
Gerald Millerson著の「Lighting for Video」
Steve Upstill著の「The RenderMan Companion」
Dona Cooper著の「Writing Great Screenplays for Film and TV」
Stephen Quiller著の「Color Choices」
リチャード・ボルト著鶴岡雄二訳の「マンマシン・インターフェース進化論」
John Maeda著の「Design by Numbers」
Graeme Turner著の「Understanding Celebrity 」
Kostas Terzidis著の「Expressive Form」
Nato Thompson と Gregory Sholette共編の「The Interventionists」
Rudolf Arnheim著の「Entropy and Art」
小原二郎、内田謙、上野義雪、八田一利共著の「人体を測る」
「Designer's Handbook of Logos and Symbols」


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